大阪・北新地にある鉄板焼き「翔」です。
シェフの枡井さん
「翔」は、ビーフステーキを中心とした鉄板焼きのお店です。
「鉄板上のサプライズに満ちている」
のです。
ほとんどのメニューが、鉄板の上で、「焼かれる」のですが、
なんと、アイスクリームケーキも…。これには驚きました。
アイスクリームケーキを焼いて、仕上げにブランデーでフランベ。
表面は、焦んがり、あったかくて、中心のアイスクリームは、冷たいまま。
炎の上がり方といい、最初見たときは、びっくりしました。
この、アイスリームケーキに代表されるように、鉄板上のサプライズに満ちているお店なのです。
まだまだ鉄板上のサプライズがあります。
大きなチーズを自分で作ったところ、枡井さん曰く
「このチーズ、そのまま食べるには、味が悪くて、どうしたもんかなと思っていたら、底だけ焼いて、クレープのように食べることを、偶然思いついたのです」
この巨大チーズそのものも存在感大ですが、底だけ焼いて、切り離す…という発想、面白いですね。
偶然から生まれた、メニューにサプライズありです。
実は、枡井さん何でも、自分で作ってしまうのです。
「手作りメニューの豊富さ」
ベーコン、生ハム、ハム(豚、鶏、牛)、ソーセージ、チーズ、ブルーチーズ、コンソメ塩、に至るまで、枡井シェフの手作りです。今は、お米を使ったブルーチーズに凝ってられますが、既製品を仕入れるだけより、「手作り」の工程は、いい取材対象になりますし、
「自家製○○」「マスター手作りの○○」は、
単においしそうです。
この枡井さんの手作りベーコンは、もう30回はいただいています。
カウンターの右奧に、熟成中の生ハムが吊されています。
「大和牛(やまとうし)という珍しいブランド牛を使っている」
大和牛とは、鎌倉時代から存在する、奈良県のブランド牛です。
http://www4.ocn.ne.jp/~oisiniku/
大和牛自体が、あまり流通していなく、珍しいので、他店との差別化ができています。
写真のロース。まず表面に焼き色をつけて、しばらく置いて、中に火をひれます。
見た目同様、肉の旨味、脂の旨味たっぷりの、素晴らしいステーキです。
そして、食べる量は、何グラムでもOKです。100グラムでも、500グラムでも。
フィレ100グラム、ロース100グラムでも。
自由度の高さは、同伴客の多い、北新地では、必要不可欠なのだと思います。
食べ方の選択肢も豊富です。
コンソメ塩など2種類の塩、ポン酢系やら、柚子胡椒やら、5種類の食べ方ができます。
もちろん、塩胡椒だけでも。
「シメのメニューにも意外性がある」
ステーキ・鉄板系のお店のシメと言えば、ガーリックライスが定番ですが、
「翔」では、シメのメニューにも意外性があります。
これは、鉄板で焼いた、肉味噌入の、焼きおにぎりです。他にも、鉄板で焼く、
スパゲティー、たとえばペペロンチーノも作ってくれます。
焼きおにぎりも、パスタも目の前の鉄板で焼くからこそ、インパクトが出ます。
「鉄板で焼きおにぎり?鉄板でパスタ?」
これが、フライパンでなら普通ですが、鉄板でというところが、プチサプライズです。
鉄板焼き「翔」のまとめ
「シェフ手作りメニューが充実していて、鉄板上にサプライズに満ちている」